家族の顔が見えるキッチン

※写真は竣工時のものです。現況と異なる場合があります。

※写真は竣工時のものです。現況と異なる場合があります。

採光と眺望を望める2階に、広々と一体的なLDKを。珪藻土の壁と木板貼りのオリジナルキッチンが、空間全体に有機的であたたかい印象を与えます。南側全面の大きな開口部から、日中たくさんの光と風が通り抜けるリビングです(南のバルコニーのルーバー手すりには、外観デザインを特徴づけているだけでなく、光や視線をコントロールする効果ももたせています。これについて詳しくはコラム「ゼロワンオフィスの設計について #06『ルーバー手摺』」をご覧ください)。
階段がリビングの中央に位置し、宙に浮いたような軽やかな階段を1階からのぼっていくと、リビングの真ん中から顔を出すようなプランになっています。そしてその階段を包むように、リビング、ダイニング、キッチンが。個室と水まわり以外に間仕切り壁を設けず、それぞれの場所で家族が顔をあわせてコミュニケーションをとることができます。
キッチンはオリジナルのアイランド型。間取りに応じてトップの形を少し変則的に、そしてコンロとシンクとを独立させてつくり、長い収納カウンターも確保しています。
料理をしながら正面のリビングで会話を楽しんだり、また帰宅をいち早く迎えたり。そんな家族のための住まいです。
■住まい訪問
竣工後4年目の住み心地や建設時の思い出等、オーナーにインタビューした記事を掲載中です。図面や写真だけでは分からない暮らしがイメージできると思います。ぜひご覧ください。
住まい訪問Vol.05