自然素材は肌に感じる空気感が違う


 

 

 

 

⼊居してもうすぐ4年になりますが、住んでみていかがですか?


三茶ハウスが竣⼯したのが2003年の11⽉、⼦供が⽣まれたのが翌⽉ですから、同い年ということになりますね。

コーポラティブハウスに⼊居して、昔ながらの⻑屋暮らしのようなお付き合いが出来るとは、当初余り予想していなかったので、嬉しく思っています。⼦供が他の住⼾に⼀⼈で遊びに⾏っていても安⼼していられますし、敷地内では伸び伸び遊ばせることが出来ています。お花⾒や夏のバーベキューなど季節毎の⾏事も恒例となり、その時々で集まれる住⼾が集まって、楽しんでいるんですよ。

また、三茶ハウスはほぼ⾃主管理に近い形態で管理を⾏っていますが、共⽤部が⼩さい事もあり、今まで負担に感じたことはありません。先⽇共⽤部の⽊の塀を塗った際も、当初器⽤な⽅が先頭をきって、そのうち皆加わってわいわいしているうちに、気づけば終わっていたという感じでした。

住⼾の⽅は、希望通りに⽇当たりがとてもよく、冬は床暖房を採⽤したのもあって、あまり暖房を使わずに済んでいます。
 

ナチュラルテイストで全体が纏まっていますね。

 
⽊や⽯、珪藻⼟など⾃然素材を使うことにこだわりました。⾊も感触もやはり⽊が落ち着きますね。
 
普段は⾃然素材に囲まれている事を敢えて意識はしていませんが、やはり肌に感じる空気感が違うと思います。寝室に珪藻⼟を塗ったのも、毎⽇眠る場所なので⼤正解でした。寝室はデザイン的に凝る必要はないと思っていましたが、壁などの素材はきちんと選ぶつもりで、珪藻⼟にしました。
 

階段に虹がかかることがあるそうですね。


空間全体の広がり感を⼤切にしたいという希望を設計者に伝え、その一環でガラスの階段室も採⽤されました。 LDK南⾯の開⼝部から差し込んだ光がガラスを通過して、階段の表⾯に⼆つ位虹がかかることが時々あるんです。⼦供が⾒つけた時は、⼤喜びしています!! 
 

設計施⼯途中の思い出は?

 
⽞関を⼊ってすぐの壁にビー⽟を埋め込んだり、キッチンの壁にアクセントになる様に⽯を埋め込むのは、⾃分達でやりたいと申し出て、施⼯中にタイミングを⾒て呼んでもらったのですが、お腹の⼤きい時だったので⼤変でした。でも、⽞関脇の壁の埋め込みは、⽣まれてくる⼦供も合わせて家族3⼈分の記念として⾏ったので、今ではとてもいい思い出になっています。

それと階段の⼿摺に、⾃分達で⽪素材のテープを巻いたのも、薄いテープがなかなか無くてかなり探し回りましたが、4年位経つ今も全く剥がれたりせず、⾒た⽬もイメージ通りになってよかったことの1つですね。
 


創作住居に決めたきっかけは?


海外赴任から帰ってすぐ新居探しを始め、当初は⼾建、⼤型マンションなど⾊々なタイプの住宅を検討しました。その中の1つの選択肢としてコーポラティブハウスがあり、ゼロワンオフィスの説明会に⾏ってみた所、代表の⽅の印象がよく、信頼して任せられると思いました。

実際にその時の希望PJは既に全⼾決まっていたので、 ⼀旦他を検討したりしたのですが、三茶のコーポラティブハウスが⽴ち上がった時に⼟地を⾒に⾏ったら、夫婦共にぴんときたのが、最終的な決め⼿になりました。
 


創作住居を検討されている⽅に⼀⾔どうぞ。


当初のコストは⾼くても、メンテナンスやランニングコストを考慮して選ぶ事が、⼤事かなと思います。設備機器などは、デザイン重視で選んだものが多いのですが、部品交換などの事も考えて選べばよかったなと思うものもあります。

また設計当時は夢中であれもこれもと希望を伝えましたが、実際に住んでみると案外そんなに頑張らなくてもよかったということが、幾つかありました。ですので、全部を頑張り過ぎずに、適度に気を抜く所は抜いた⽅がいいと思いますね。
 

最初からご近所付き合いの良さを想定して、創作住居に参加される⽅は少ないのですが、実際にお住まいになられてから、お互いに顔の⾒える暮らしの良さを実感されるという声をよく⽿にします。 Iさんご夫妻も正にそう!!取材の為に訪問させて頂いた⽇も、インタビューの間、お⼦様は別のお宅に⼀⼈で遊びに⾏き、終わった頃に帰って来ました。また奥様がご⾃宅でカービングの教室を開く際にも、お⼦様を別の住⼾の⽅に⾒て頂くこともあるそうです。 同じ建物内という気軽さ、⼀緒に作り上げて来たという信頼関係、そしてお話を伺う中で、お互いに助け合う気持ちが皆さんの根底にあるのを感じました。これからもお⼦様と共に、三茶ハウスも成⻑していくのでしょうね。