住んでみていかがですか?


とても快適に過ごしています。
 
上棟と同じ時期に⽣まれた⼦供が成⻑するにつれてスキップフロアのいろいろな場所に興味を持ち始めました。当初、地下住⼾ということで⾬を⼼配していましたが、今のところ台⾵でも何の問題もなく、あまり気にならなくなりました。住⼾全体が⼤きなひとつの空調システムになっているのでどこにいても⼀定の⼼地よさがあります。
 

Fさんのお宅はまるでミニシアターですね。


設計の際に絶対に実現させたいことのひとつが⼤きな映像投影システムでした。スピーカも設計前から導⼊したいものが決まっていました。ソファに座って映像を⾒ていただくと⾳がすごく⽴体的に聞こえますよ。

最近は、洋楽のDVDを映すと、⼦供がリズムに合わせて踊りだすようになりました。年末には、J-patioの⼊居者で集まって紅⽩歌合戦を⾒てとても盛り上がりました。スキップフロアの連続する吹き抜けなのでどこにいても⾳が聞こえてくるのが気持ちいいんです。
 

地下なのにとても明るいですね。

 
ここの間取りは最初に設計担当の⽅に全部任せる、好きなようにやってください。ということでお願いして、しばらくしてから⾃信有りとの連絡を受けました。

「地下なのに明るい」「⾵を感じる」というのが設計担当の⽅のコンセプトでした。こちらも⼀発OKです。ほぼ今のスキップフロアのプランで打ち合わせ始めたんでかなり早くにいろいろ決まりました。提⽰されたプランで追加したのはPCコーナーを張り出してもらったことと、スクリーンは布のものではなくてPCコーナーの上の壁に直接投射しましょうと いうこと(スピーカー⽤の台の張り出し)だけです。
 

設計施⼯途中の思い出は?

 
設計の打ち合わせがすごく楽しかったんです。仕事から帰ってきてインターネットで仕上げ素材やキッチンについて調べると、どんどんいいものが発⾒できるんですね。それで、それを設計担当の⽅に伝えると設計の⽅が検討してくださる。コーポラティブハウスの中でもなかなか難しいことだと思うんです。
 
特に印象に残っていることはキッチンの場所を変更するのに設計の⽅と⼀緒に排⽔ルートを考えたことです。実は住み始めてから必要になったら付け加えようとしている箇所があるので、ある意味では今も住まい作りの途中なんです。(まさにこの瞬間に設計担当者とトイレにつける棚についての話が始まりました。)設計者の⽅といろいろなやり取りをしたことが良い思い出になっています。
 

創作住居をえらばれたきっかけは?


もともと、コーポラティブハウスのことやその仕組みについては知っていました。広告費を⾒込んでいない分コストのバランスが良いということが魅⼒的でした。
 
だから、仕組みよりも実際の建物に対して次の興味が移っていて、気になるのはまさに設計の部分でした。ということで、設計事務所であるゼロワンオフィスが⼿がけているコーポラティブハウスの⽅が営業的な視点ではなく設計の視点で話を聞きやすいと思ったことがきっかけでした。
 

創作住居を検討されている⽅に⼀⾔どうぞ。

 
コーポラティブハウスというとオプション費⽤がどんどん⾼くなるというイメージがありますが、どこにお⾦をかけるかを絞ることがポイントになってくると思います。そうしないとどんどん費⽤がかかってきますからね。

私は、ミニシアターと⼤きなお⾵呂は絶対に実現したいというのがあって、設計の⽅からのスキップフロアという提案によって⼤きなお⾵呂やミニシアターなどを上⼿く実現していただきました。逆にそれ以外のキッチンや床材などにはあまりお⾦をかけ過ぎないように⼼がけました。自分たちが探してきたものや選んだものが設計に反映されていく過程はとてもやりがいがありました。
 
キッチンは設計期間中にどんどん最新作が発売されるので決めるのに⼀苦労しました。今思うと、シャワー⽔洗にすればよかったかなぁと思います。

F邸のお宅にお邪魔するのは今回で3回⽬になるのですが、お⼦様が⽇に⽇に成⻑されるのが微笑ましい限りです。 部屋だけでなく、バルコニーや植栽も綺麗に⼿⼊れされていてとても嬉しかったです。
B1F、1Fを利⽤したスキップフロアの空間構成なのですが、空調の⼯夫がされておりどこにいても快適な温度でした。B1Fの収納部屋を案内されたのですが、部屋と同じようにからっとした空気が流れていたのには驚きでした。どうしてそんなことが起こるのかというと、湿気がたまりそうな場所から24時間空気が逃げていくような設計になっているからなんです。
今回初めて噂のミニシアターで映画を⾒せていただいたのですが、⽣で⾒せていただくと映画館で映画を⾒ているようで、その迫⼒は想像以上でした。
竣⼯して約⼀年、F家の暖かい雰囲気が住⼾の隅々までやんわり⾏き渡っていました。